【ゲーム雑談】日本版「表現規制」ってどうなってるの?『Halloween: The Game』『The Blood of Dawnwalker』をきっかけにCEROとIARCについて調べてみた

【ゲーム雑談】です。
9月に入って【State of Play】など大量のゲーム情報の渦🌀に飲み込まれて目が回りますが、
プレイすべき新作ラッシュも多数。
ゲーマーにとっては試練の時⌛️?
さて、今回のゲーム雑談は
日本版のゲーム規制に関するテーマを取り上げてみたいと思います。
ちょうど9月発売の2タイトルで起きた出来事をピックアップします。
▶『Halloween: The Game』
※過去記事
下記公式Xの通り、
「暴力・ヌード表現についてCEROの国内レーティングを取得できず、
適合させると原作映画の世界観や期待されるゲーム体験を大きく損なう」として、
日本ではPS5版そのものを発売中止。返金対応が行われました。
一方、Xbox/PC版は9/9に予定どおり発売するとしています。
A statement regarding Halloween: The Game on PS5 in Japan:
— Halloween: The Game (@HalloweenTVG) August 30, 2026
Halloween: The Game will release in Japan as scheduled on Wednesday, September 9, on XBOX and PC. Unfortunately, our rating for PlayStation has been cancelled in Japan due to our inability to obtain a domestic rating… pic.twitter.com/1tyAdUKkCC
▶『The Blood of Dawnwalker』
[株式会社バンダイナムコエンターテインメント]より9/3リリース済
日本語版がCERO Zで発売されていますが、
海外版から流血・残虐・切断面・内臓などの表現が変更されていることが問題になり、
開発元が「流血表現に関する制限の撤廃」について検討を開始したと発表しています。
Dear Japan Community,
— The Blood of Dawnwalker 日本公式 (@DawnwalkerJP) September 4, 2026
We’d like to let you know that we have heard your voice and have begun working on addressing the key issues you identified concerning the Japanese build:
・Addition of other language versions
・Removal of the restrictions on blood expression
The above…
また、プレイされた方は気づいた方もいるかも知れませんが(私もプレイ中)
※過去記事
上記映像は「オープニングシネマティックトレーラー」なのですが、
ゲーム内に見当たらず、どうも日本版は丸ごとカットされているようです。
※追記※
海外の配信者と国内配信者のゲームを起動して最初のプレイ映像を見ていただくとすぐ分かります。
難易度選択などの設定をする以前、ゲームを始める前にこのムービーが
海外版ではあり、国内版は無い、という差があります。
…ということで、なんでこんな事が起こるのか?良い機会なので、
CEROとIARCについて調べてみました。
皆さんの
・疑問
・規制のあり方
・問題点&改善案
などあれば、
誓約事項(ルール)を読んだうえでご自由にどうぞ。
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特定非営利活動法人 コンピュータエンターテインメントレーティング機構。
国内で販売される家庭用ゲームなどについて、ゲーム内の表現や内容を審査し、
対象年齢を示すレーティングを行うNPO法人です。
2002年6月に設立され、同年10月からレーティング制度を開始。
ゲーム内容の多様化に伴い、ユーザーがゲームを選ぶために必要な情報を提供することや、青少年の健全育成などを目的としています。特定の企業・団体に依存せず、独立して審査を行う機関とされています。
※レーティング
A:全年齢対象
B:12才以上対象
C:15才以上対象
D:17才以上対象
Z:18才以上のみ対象
単に「何歳向けか」を決めているだけではなく、
CEROの倫理規定では、ゲームに収録されるすべての表現が審査対象とされています。
また、CEROの規定には「禁止表現」が定められており、
これに該当する表現があるゲームにはレーティングを与えない、とされています。
つまり、年齢区分を高くすればどんな表現でもそのまま発売できる、という仕組みではありません。
※「B」以上のタイトルでの、年齢区分を決める根拠となった表現
「恋愛」「セクシャル」「暴力」「恐怖」「飲酒・喫煙」「ギャンブル」「犯罪」「麻薬」「言葉・その他」
といったコンテンツディスクリプターアイコンも設定されています。
→ゲームメーカー側が「日本でCEROレーティングを取得して発売したい」と考えた場合、
内容によっては日本向けに表現を調整する必要が出てくることがあります。
🌍️CERO 公式サイト
■「IARC」って何?
IARC(International Age Rating Coalition/国際年齢評価連合)は、
デジタル配信されるゲームやアプリなどを対象として、世界各地域のレーティング制度に対応するための国際的な仕組みです。
日本でもすでに導入されており、
PlayStation Storeでは2022年以降、
一部のダウンロード専用ゲームにIARCによる年齢区分が表示されています。
※Nintendo Switch / Nintendo Switch 2でも、一部のダウンロードソフトでIARCが使われています。
IARC汎用レーティングは、
・3歳以上
・7歳以上
・12歳以上
・16歳以上
・18歳以上
の5段階。
🌍️IARC 公式サイト
■CEROは日本独自、IARCは国際的な仕組み
かなり大ざっぱに整理すると、
CERO=日本国内のゲームレーティング制度
IARC=デジタル配信を中心に各国・地域のレーティングへ対応する国際的な仕組み
という違いがあります。
同じゲームでも、海外と日本では適用されるレーティング制度や基準が同じとは限りません。
■では、日本版の表現変更は?
ここで気になるのが、
同じ日本向けのゲームでも表現にかなり差があることです。
今回話題になった『The Blood of Dawnwalker』では、
日本版の流血表現がかなり抑えられているように見えます。
もちろん、流血の量だけでレーティングが決まるわけではなく、
描写方法やゲーム全体の内容なども含めて判断されるのだと思います。
また、最終的に日本版の仕様を決めるのはメーカー側なので、
「CEROがこの表現を規制した」のか、メーカー側の判断によるものなのかは、
外部からは分かりません。
■ユーザーからすると…?
『The Blood of Dawnwalker』の直近の記事のコメント欄でも、
「CERO Zなのになぜここまで表現を抑えるのか」
「他のタイトルではもっと強い表現もある」
「吸血鬼を題材にした作品で血が出ないのは違和感がある」
といった声がある一方で、
「そこまで気にならない」
という意見もあり、さまざまな反応が出ています。
表現変更そのものへの賛否とは別に、
なぜこのタイトルでは変更が必要で、別のタイトルでは同様の表現が見られるのか。
そして、それがCEROによるものなのか、メーカー側の判断なのか。
その違いがユーザー側から見えにくいことも、
不満につながっているのかもしれません。
「日本版だから仕方ない」「CEROだから仕方ない」
で終わらせるには、
少し分かりにくい状況になっているように感じます。
日本版の表現変更、どう考えますか?
Thank you for playing, sharing, supporting, and being part of the community! ❤ pic.twitter.com/9fNqO8gNGB
— Dawnwalker (@DawnwalkerGame) September 5, 2026
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