【海外記事】『ファイナルファンタジータクティクス ‒ イヴァリース クロニクルズ』リメイク秘話が海外版PS.Blogで公開に

【海外記事】です。
[スクウェア・エニックス]より
2025/9/30発売予定のタクティカルRPG
『ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ』
(PS5、PS4、Switch、Switch2、Xbox、Steam)
について、海外版PS.Blogで特集されています。
本作は、1997年に発売された
オリジナル版『ファイナルファンタジータクティクス』
のリメイク作品です。
ディレクターの前廣和豊氏が、
当時イベントプランナーとして参加していた経緯や、
本作に込められた思いを語っています。
Square Enix is rebuilding Final Fantasy Tactics – The Ivalice Chronicles from the ground up.
— PlayStation (@PlayStation) July 21, 2025
The dev team shares early details, including new battle dialogue and more: https://t.co/yMnyLelRl1 pic.twitter.com/LWgV1DgTQv
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翻訳して引用・抜粋します。
『ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ』のリメイクの秘密
ディレクター前廣和豊が、名作を二度にわたって開発した経緯を語る。
1997年にPlayStationで発売された名作ストラテジーRPG『ファイナルファンタジータクティクス』が、『ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ』としてアップデートされ、再登場する。そして嬉しいことに、オリジナルの開発メンバーの一部が今回のプロジェクトにも参加している。
「『ファイナルファンタジータクティクス』は、私がゲームデザイナーを目指すきっかけとなった作品です」と語るのは、当時イベントプランナーであり、現在『ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ』のディレクターを務める前廣和豊氏。「今でも私の感情の支えとなっており、とても大切な作品です」
松野泰己(オリジナルの脚本・シナリオ・編集)など、オリジナル版に携わった開発陣が参加していることから、このリメイクが信頼できる手に委ねられているのは間違いない。初めてのプレイヤーにとっても、対立に揺れる地で繰り広げられる重厚で魅力的な物語を、刷新されたUI、追加されたセリフやボイスアクト、新機能と共に楽しむことができる。
イヴァリースの再構築
前廣氏が数年前に原作をプレイし直した際、そのゲームデザインの秀逸さと物語の深さに改めて感動したという。「現代のゲームと比べても決して見劣りしない素晴らしい作品でした」。しかし同時に、このゲームが現代のコンソールでは遊びにくくなっているという現実にも気付かされた。「この素晴らしいゲームを現代のプレイヤーにも体験してほしい――そう強く思い、開発が始まりました」
開発は決して容易ではなかった。オリジナルを忠実に再現した「クラシック版」と、改良を加えた「エンハンスド版」の両方を制作するには、当時のマスターデータやソースコードが現存しないという問題が立ちはだかった。「当時はこれが普通でした」と前廣氏。「バグ修正や言語追加のたびに前のコードを上書きする形で開発しており、今のようなリソース管理ツールはありませんでした」
「現代のプレイアビリティ基準を満たしつつ、原作への忠実さを保つには、再構築が最適でした」 ― 前廣和豊、『ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ』ディレクター
「クラシック版はオリジナル再現が目的でしたので、エミュレーターを使うという選択肢もありました」と前廣氏は続ける。「しかしそれでは細かい調整ができないと判断し、最終的に再構築が最善と考えました」
こうして完成したクラシック版を基にエンハンスド版が作られた。結果として、オートセーブなどの生活改善要素や、当時時間の都合で削除された要素の追加が可能となった。
「初期版で泣く泣く削ったのがキャラクター同士のセリフでした」と前廣氏。「それは私にとっても、シナリオを手がけた松野にとっても心残りでした。今回はそこを補うべく、全体的な物語の追加と調整を行いました」
「ゲームデザインが優れていても、操作性が悪ければ評価されません」 ― 前廣和豊、『ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ』ディレクター
例えば、原作では加入後あまり話さなかったキャラクターたちが、戦闘中に会話するようになっている。アグリアス、シド、ムスタディオといったキャラが特定の戦闘で多くのセリフを発するようになり、それらのやりとりは物語に深みを与えるものとなっている。戦争経験者であるエルムドア侯爵がなぜその道を選んだのかといった、物語の核心にも触れている。
UIも刷新され、エンハンスド版ではグラフィックが全面的に見直された。「『今、最も快適にファイナルファンタジータクティクスを遊べる形』を目指しました」と前廣氏。「操作性が悪ければ、どんなにゲーム内容が良くても意味がないのです」
タクティクス(戦術)に声を与える
リマスターで最も恩恵を受けたのが物語である。その理由について「今回、ボイスを入れることが決まっていたため、単純に原作のセリフに音声をつけるだけでは不自然になると考えました」と前廣氏。「そこで会話として自然に聞こえるようセリフを調整し、キャラクターの思考や目的、背景も明確にしました」
「実際にキャラクターの声が画面上で流れたとき、その演技により彼らが本当に命を吹き込まれたように感じました。原作にも関わった身としての思いもあるかもしれませんが、ファンの皆さんも、きっと同じように感じてくれると思います」
(中略)
そしてもう一つの機能が「おつかい」。イヴァリースの住人たちが抱える小さな問題をミニゲーム形式で体験できる。「私はこの”おつかい”にとても思い入れがあります。新人だった当時、担当として必死に作業していました」と前廣氏。「当初は単なる噂イベント的なものでしたが、それだけではもったいないと思い、ユニット成長も楽しめる要素にしようと提案しました」
クラシック版では当時のまま、おつかいを遊ぶことができ、エンハンスド版ではHD化された遺物や不思議なアイテム、新たなUIとともに、より遊びやすくなっている。
戦術のヒントとコツ
(中略)
前廣氏は「近接アタッカー2人(モンク、忍者、竜騎士など)、遠距離アタッカー2人(黒魔道士、弓使いなど)、ヒーラー1人(白魔道士、薬士など)が基本構成として無難です」としながらも、「無計画にすべてのジョブを試すより、キャラごとに役割を明確にして育てた方がうまくいきます」とアドバイス。
「私はその場で戦略を即興で考えるのが好きで、パラメータを上げ下げしたり、説得で敵を仲間にしたりといった"言霊”を使った戦法も好きです。知識と応用力が求められるので、上級者はぜひ挑戦してみてください」
「28年経っても多くのファンに愛されていることこそ、私たちの最大の誇りです」 ― 前廣和豊、『ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ』ディレクター
新旧ファンが自分なりの戦術を楽しめるこの作品。前廣氏は「原作と今回の両方に関われたことを誇りに思います」と締めくくる。
松澤正一氏も「『ファイナルファンタジータクティクス』には、ジョブや召喚獣といったシリーズの要素が詰まっており、しかも独立した物語になっている。『ファイナルファンタジー』初心者にとっても、最初の一作にふさわしい作品です」と語る。
「シミュレーションRPGということで敬遠していた方もいるかもしれませんが、エンハンスド版では難易度調整もできるようになっています。ぜひこの機会に、イヴァリースの豊かな世界を体験してみてください」
■The secrets behind Final Fantasy Tactics – The Ivalice Chronicles’ makeover – PlayStation.Blog
■『ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ』 アナウンストレーラー
■『ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ』 バックボーンストーリー
■『ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ』 ユニット紹介
※見出し画像はこちらより使わせていただきました。
以下、PSStoreの情報です。
■ストーリー
太陽と聖印に護られた、双頭の獅子が治める国 イヴァリース。
隣国オルダリーアとの“五十年戦争”の敗北より1年、前王の病死により即位することになった王子は、わずか2歳。
その後見人の立場と実権を巡り、“五十年戦争”で武勲を挙げた二人の将軍、ゴルターナ公とラーグ公の間での緊張感が高まりつつあった。
黒獅子を紋章とするゴルターナ公と、白獅子を紋章とするラーグ公。
両者の激突はのちに“獅子戦争”と呼ばれることとなる。
イヴァリースの武門の棟梁であるベオルブ伯爵家の三男として生を受けたラムザ、そして平民の出身ながら、ラムザの幼なじみとして共に育てられたディリータ。
二人の進む道もまた、時代の大きなうねりに飲み込まれていく。
■バトルシステム
位置取りと先読みが勝利につながる緊張感あるバトルシミュレーション。
高低差のある3Dマップの特徴と、ユニット毎の行動順を巧みにコントロールし、バトルを勝利に導こう。
■ビルドと育成
多数のジョブとアビリティを組み合わせ、多彩な戦術を実現。
各キャラクターを成長させることで、様々なジョブにチェンジ可能。各ジョブはそれぞれ特徴的なアビリティを修得でき、修得したアビリティは他のジョブでも設定できる。ジョブと数百種類のアビリティの組み合わせを工夫し、貴方なりの戦術を生み出そう。
白魔道士、黒魔道士、竜騎士など「ファイナルファンタジー」シリーズおなじみのジョブも含め、20以上の特徴的なジョブが登場。さらに、チョコボやなどのモンスターも仲間にすることで編成可能だ。
■「エンハンスド」と「クラシック」、ふたつの体験がこの一本に
グラフィックスを進化させ、ユーザーインターフェースを全面一新、そして現代版として大きく加筆・調整の施されたストーリーをフルボイス対応にてお届けする「エンハンスド」。
オリジナル版をできるだけ忠実に再現し、かつての思い出のままに楽しめる「クラシック」。
好みに合わせてプレイできる2バージョンを同時収録した本作は、『ファイナルファンタジータクティクス』の決定版となる。
★予約購入すると、以下インゲームアイテムが手に入ります。
・ラムザの装備カラー(白)
・武器 :ミスリルナイフ
・アクセサリ:スパイクシューズ(装備中、「跳躍」を上昇させる)
・消耗品 :ハイポーション × 10
・消耗品 :エーテル × 10
・PlayStation™Network用アバター
※予約購入した場合に入手可能です。発売日以降の購入には付属しません。
※インゲームアイテムを入手するには、インターネット接続環境が必要です。
※インゲームアイテムは、ゲーム開始後にメインメニューが開放されたあと、システムメニューより受け取れます。
※「ラムザの装備カラー」は、メインメニューの「編成」で、ラムザのステータスを表示中に変更できます。
※一部のインゲームアイテムは、ゲームを進めることでも入手が可能になります。
※インゲームアイテムは、後日販売または頒布する可能性がございます。
※アバターは発売日の配信となります。
■Standard Edition ¥5,800
- ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ
■Deluxe Edition ¥6,800
- ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ
- 武器:アカデミーブレイド
- 頭防具:アカデミーベレー
- 体防具:アカデミーコート
- 消耗品:フェニックスの尾 × 10
- ラムザの装備カラー(黒)
- ラムザの装備カラー(赤)
商品情報
・タイトル名:ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ
・対応機種:PS4 & PS5
・発売日:2025/9/30
・メーカー:スクウェア・エニックス
・ジャンル:ストラテジー
・CERO:C
■公式サイト
以下、公式Xでは連日本作に関して
かなりの量がポストされています。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
アグリアス・オークス
— ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ (@FFT_TIC) July 21, 2025
CV:佐藤 利奈
アトカーシャ王家直属の近衛騎士団に所属する騎士。
オムドリアⅢ世の死後、ラーグ公とゴルターナ公の間の緊張が高まるにつれて王女の身も危険になってきたため、元老院が護衛としてアグリアスを修道院に派遣した。… pic.twitter.com/PhYvTikZx8
メスドラーマ・エルムドア
— ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ (@FFT_TIC) July 20, 2025
CV:小西 克幸
五十年戦争の後半、畏国(イヴァリース)に侵入する鴎国(オルダリーア)軍を相手に勇猛果敢に戦った軍人。白銀の鎧に長く美しい銀髪を風になびかせ戦ったことから、味方からは“銀の貴公子”と慕われ、敵兵からは“銀髪鬼”と恐れられた。#FFタクティクス pic.twitter.com/ITVxKoPCNN
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スクウェア・エニックス2025-09-30
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