【海外記事】『FINAL FANTASY VII REBIRTH』ディレクター浜口直樹氏、ゴンガガやクラウドとティファの物語を語る

【海外記事】です。
[スクウェア・エニックス]
『FINAL FANTASY VII REBIRTH』
海外[スクウェア・エニックス]のサイトで
「FINAL FANTASY VII REBIRTH Director Naoki Hamaguchi talks Gongaga, Cloud and Tifa and more」
(『FINAL FANTASY VII REBIRTH』のディレクター浜口直樹氏がゴンガガ、クラウド、ティファなどについて語る)
という記事が掲載されていたので紹介したいと思います。
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ネタバレを含みますので未プレイの方などはご注意を。
Final Fantasy VII Rebirth Director Naoki Hamaguchi talks to us about Gongaga, Cloud and Tifa, and how the team approached adding new narrative elements to the game. https://t.co/LoTlp14VIa pic.twitter.com/O9fGAjFbZW
— Square Enix (@SquareEnix) December 9, 2024
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Source:square-enix-games.com
FINAL FANTASY VII REBIRTHのディレクター浜口直樹氏が語るゴンガガ、クラウドとティファ、そしてその他
先日、『FINAL FANTASY VII REBIRTH』のディレクター、浜口直樹氏と対談する機会があった。
ゲームの大成功についての長時間にわたる議論に加え、
私はその受賞歴のあるストーリー、特に個人的にお気に入りのセクションであるゴンガガについて尋ねたかった。
ネタバレ注意:
この記事では、ゲーム内のゴンガガエリアおよびそこでの出来事について触れる。
まだプレイしていない方は、このセクションをクリアしてから読むことをお勧めする。
ゲームには、オリジナルの『FINAL FANTASY VII』の物語を補完する新しいディテールや追加シーンが多数含まれています。REBIRTHでこれらを追加することが重要だった理由は?
これについては、メインストーリーライターである野島一成さんの意図と熱意によるところが大きいですね。
彼は、オリジナルの『FINAL FANTASY VII』では
オプション扱いだった部分を深掘りしたいと強く望んでいました。
ユフィやヴィンセントといったキャラクター、そしてゴンガガもその一例です。
オリジナルでは訪れる必要のない場所のひとつでした。
早い段階で、そうした部分をゲームの重要なルートに組み込む決定が下され、
それを物語の不可欠な部分にしました。
これにより、『FINAL FANTASY VII』の世界についてプレイヤーがより深く理解できるようにしています。
ザックス・フェアが良い例です。
REBIRTHでは、ザックスが物語において非常に重要な役割を果たします。
彼の故郷であるゴンガガについて深く掘り下げることは不可欠でした。
そのため、こうしたエリアを掘り下げるという野島さんの決断のおかげで、
他のキャラクターについても深く描写する機会が得られたと思います。
たとえば、ゴンガガではティファの内面的な感情や、
物語のその時点での心の動きがより詳細に描かれています。
オリジナルの構成と新しい追加要素のバランスを取るのはどれほど難しかったですか?
多くの変更は、野島さんの初期のストーリープランによるものです。どのキャラクターをどのタイミングで深掘りするかがしっかりと計画されていました。
しかし、ストーリーをゲーム体験に落とし込むプロセスでは、「このままでは原作で意図された感情が十分に伝わらない」と感じる箇所もありました。
そのため、インパクトが足りないと感じた場合、ゲームとしての効果を高めるために変更を加える必要がありました。
例を挙げると、クラウド、バレット、レッドXIIIがゴンガガの魔晄炉に行き、後からティファ、エアリス、ユフィが追いつくシーンがあります。ここでクラウドとティファが小競り合いをし、ティファがライフストリームに落ちます。このシーンは最初の計画にはありませんでした。
最初の案では、全員が一緒に魔晄炉に向かい、そこでティファがライフストリームに落ちる予定でした。しかし、それでは物語やキャラクターの発展が十分に伝わらないと感じ、クラウドたちを先行させ、ティファたちが後から合流する形に変更しました。
このようにして、クラウドの苦悩やティファのライフストリームへの落下がゲームプレイを通じてより強く感じられるようになりました。
ゴンガガの話に戻りましょう!ティファがライフストリームで見たビジョンはオリジナルを反映していますが、物語の前半に移されています。これはなぜですか?
この場面を前半に配置した理由は、次のエリアであるコスモキャニオンへの布石を打つためです。
キャラクターたちがキャンプファイヤーを囲み、過去や故郷、心配事や恐れについて語る場面への繋がりを作っています。
これにより、コスモキャニオンでのティファの感情がより深く感じられるようになっています。
クラウドが理性を失う場面も衝撃的でした!その描写が「やりすぎ」とならないバランスを見つけるのはどれほど難しかったのでしょうか?
クラウドはセフィロスに影響されており、徐々に奇妙な行動やおかしな振る舞いをするようになりますが、そのシーンを成立させるためにティファの存在が重要でした。
ティファはクラウドを地に足をつけさせる役割を果たしています。
ゴンガガの後、クラウドは彼女に「もし自分が暴走し始めたら、引き戻してほしい」と頼みます。
一方で、ティファ自身も不安を抱えているため、クラウドが逆に彼女を支える場面もあります。
この二人の間には非常に興味深いダイナミクスがあります。
何かをリメイクするとき、特にゲーム以外のメディアでもそうですが、
シーンをどのように変えるかという問題に直面します。
個人的には、「料理人が多すぎるとスープが台無しになる」という格言が当てはまると思います。
意見が多すぎると、最終的に良い方向には進みません。
そこで、ストーリーとシナリオを担当する野島さんがリーダーシップを取ることで、
私たちは彼の判断を信頼し、彼に依存しています。
そのため、クラウドが危ういバランスを保ちながら進むような描写がプレイヤーに好まれたとすれば、
それは完全に野島さんのおかげです。彼の努力に賞賛を送りたいと思います。
賞賛といえば、このゲームの素晴らしい点のひとつは、劇的なシーンに加えて、非常にユーモラスであることです。ストーリーだけでなく、シナジー攻撃のアニメーションでも笑顔が浮かぶほどです。このユーモアはゲームにとって重要な要素だったのでしょうか?
ユーモアはこのゲームにとって確かに重要な要素だと思います。
ただし、「ユーモアがあるものが良く、ユーモアがないものが悪い」というわけではなく、
それぞれに適した場所があると考えています。
しかし、オリジナルの『FINAL FANTASY VII』にユーモアが含まれていたことを考えると、REBIRTHにもそれが必要でした。
それがプレイヤーやファンが期待し、求めているものだからです。
シナジー攻撃のアニメーションについては、
エアリスとバレットの「スイート&サワーサルヴォ」が良い例です。
この攻撃ではエアリスがサングラスをかけますが、
これはディレクターや上層部の計画チームからの指示ではなく、開発現場からの提案でした。
あるデザイナーが
「エアリスがサングラスをかけたら面白いんじゃないか?やってみてもいいですか?」
と言ったことから始まりました。そこで実際に試してみたところ、良い感じになったのです。
こういった提案が開発チームから自然と生まれる理由は、
彼らの多くが子供の頃に『FINAL FANTASY VII』をプレイして育った世代だからです。
このゲームを愛し、楽しみ、何を見たいのかをよく知っています。
そのため、非常にシリアスでドラマチックな物語の中にユーモアを織り交ぜることは、
ファンと同じように開発チームにとっても期待されることでした。
浜口さん、お時間をいただきありがとうございました。
そして野島さんや開発チームの皆さんにも感謝を申し上げます。
この物語は本当に引き込まれるもので、ゴールデンジョイスティック賞2024でベストストーリーテリング賞を受賞したのも納得です!
■INSIDE FINAL FANTASY VII REBIRTH - The Theme Song
■『FINAL FANTASY VII REBIRTH』 ファイナルトレーラー
※『FINAL FANTASY VII REBIRTH』とデジタルコンテンツを含んだセット商品の『FINAL FANTASY VII REBIRTH Digital Deluxe Edition』もございます。重複購入にご注意ください。
未知なる旅は続く――
魔晄都市ミッドガルを脱出したクラウドたちは、運命の壁を越えて、未知なる荒野への旅に踏み出します。さまざまな表情をもつ壮大な世界が広がり、チョコボで草原を駆けぬけ、自由に探索スポットを巡る新たな物語が待ち受けています。
■広大なワールドを旅する自由な冒険
世界はいくつかのワールドエリアに分かれ、ワールドごとに探索やプレイ体験が変わる、自由な冒険が楽しめます。
■連携技や新たなキャラクターにより進化したバトル
アクションと戦略性が融合したバトルは、キャラクターたちの連携アクションや連携アビリティが新たに加わり、更に闘う者たちを熱く盛り上げます。
■クラウド、セフィロス、そしてザックスの新たな物語
『FINAL FANTASY VII REMAKE』に連なる物語は、運命の壁を越えて、未知なる旅の始まりから新たに描かれます。
※本作は1997年に発売された『FINAL FANTASY VII』(原作)のリメイク作品です。
“忘らるる都”までの原作を元にオリジナルの要素を加えた作品となり、
『FINAL FANTASY VII REMAKE』プロジェクト三部作の第2作目です。
以下のセーブデータをお持ちの方は特典を受け取ることができます。
・『FINAL FANTASY VII REMAKE』(PS4 / PS5)
召喚マテリア:リヴァイアサン
・『FF7R EPISODE INTERmission』
召喚マテリア:ラムウ
※セーブデータはPS5本体に保存されている必要があります。
■Standard Edition:¥9,878
-FINAL FANTASY VII REBIRTH
■Twin Pack:¥14,278
-FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE
-FINAL FANTASY VII REBIRTH
■Digital Deluxe Edition:¥11,501
-FINAL FANTASY VII REBIRTH
-デジタルアートブック
-デジタルミニサウンドトラック
-召喚マテリア:マジックポット
-アクセサリ:トリートチョーカー
-防具:オーキッドブレス
■Digital Deluxe Twin Pack:¥15,902
-FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE
-FINAL FANTASY VII REBIRTH
-デジタルアートブック
-デジタルミニサウンドトラック
-召喚マテリア:マジックポット
-アクセサリ:トリートチョーカー
-防具:オーキッドブレス
商品情報
・タイトル名:FINAL FANTASY VII REBIRTH
・対応機種:PS5 / PS5 Pro Enhanced
・発売日:2024/2/29
・メーカー:(株)スクウェア・エニックス
・ジャンル:RPG
・CERO:C
▼体験版
■公式サイト
I'm excited to meet the community in LA🥰 https://t.co/iyOuw74CK6
— 浜口直樹 / Naoki Hamaguchi (@nhamaguc) December 8, 2024

上記のポストを見ると、浜口さんはLAでコミュニティイベントに参加されるようですね。
12/13 には「the game awards」もあります。
金曜日が楽しみですね!
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『FINAL FANTASY VII REBIRTH』主題歌「No Promises to Keep」についてのインタビュー動画公開
スクウェア・エニックス2024-02-29
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