『サイバーパンク2077』のCD Projekt RED、従来の「古臭い」開発手法からDLC「仮初の自由」を皮切りに持続可能な制作へと転換

『サイバーパンク2077』のCD Projekt RED、従来の「古臭い」開発手法からDLC「仮初の自由」を皮切りに持続可能な制作へと転換
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CD Projekt REDは、2020年に発売したオープンワールドアクションRPG『サイバーパンク2077』の不安定なローンチと混乱した開発期間を教訓に、”古臭い”従来の制作手法を脱却し、DLC「仮初の自由」の開発中に持続可能性を重視した開発体制に移行したことを明かしました。
クエストディレクターのPaweł Sasko氏は、ゲーム開発における持続可能性の重要性と、チームを過労させる「crunch(クランチ)」を回避することの利点について、インタビューで語っています。
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この新しい体制では、クランチ(長時間残業)を回避し、チームの士気を高めることで、より早く高品質な製品を開発できる環境を作ることが重要視されています。
具体的には、チームへの意思決定の移行や、クエストデザイナー、シネマティックデザイナー、オープンワールドデザイナー、ライター、QA、環境アーティスト、VFXアーティスト、SFXアーティストなど、特定のコンテンツを共同で制作するメンバーで構成されるコンテンツチームの編成などが行われました。
これらの取り組みの結果、ファントムリバティーの開発では生産上の”ボトルネック”が解消され、チームは高品質なコンテンツを効率的に制作することができたと評価されています。

CD Projekt REDは数年前に「サイバーパンク」の続編や「ウィッチャー4」、初代「ウィッチャー」のリメイク他多数のプロジェクトを行うことを発表していましたが、もしかすると今回の転換が功を奏し、ゲームの発売されるペースが上がるかもしれません。
こうした持続可能な開発体制を維持していくことで、ファンに高品質なゲームを定期的に提供していくことが期待できます。
CD Projekt REDは現在「ウィッチャー4」の開発をメインに注力しており、開発スタッフ全体の約64%を投入していることを明かしました。今後のCD Projekt Redの動向に注目です。
Source:GamesRadar+
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