『アーマードコア6』開発された経緯やフロム・ソフトウェアのゲーム作りの観点など「CEDEC+KYUSHU 2023」で行われた小倉康敬プロデューサーの講演が興味深い

フロム・ソフトウェアが8月に発売したシリーズ最新作『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』(AC6)について、11月25日に行われたコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「CEDEC+KYUSHU 2023」にて本作のプロデューサー小倉康敬氏が登壇し、「アーマード・コア」シリーズを開発するにあたっての再定義やフロム・ソフトウェアのゲーム作りの環境、また改めて『アーマード・コア6』が開発された経緯について「既存IPシリーズのリブートにおける再定義とARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONのポジショニング」と題された興味深い公演の内容が電ファミニコゲーマーより公開されています。
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▶『「既存IPシリーズのリブートにおける再定義とARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONのポジショニング」内容ひとまとめ』
・初代プレイステーションの時代に初めてゲーム業界に参入したフロム・ソフトウェアは「感動を伝えたい、価値を生み出したい、喜ばせたい」という企業理念を原点とし、面白いゲームを作っている人が些細なことに惑わされずに正当に評価され、ちゃんとチャンスがもらえる環境を理想にゲーム開発に取り組んでいる。
・売り上げやハードルといった、考え始めると保守的にならざるを得ない要素や開発において不純物になりやすい要素は現場に課さない。
・プロジェクトとしての最低ラインは守りながら、作りたいものが作れる環境づくりを目指している。
・常に複数のタイトルの開発が同時進行しており、社内の開発スタッフは固定のチーム制ではなく、コアメンバーを持ちつつ状況に応じてスタッフ数を増減。
・宮崎英高氏をはじめ、社内に「アーマードコア」の新作を作りたい人が多くいることもあり、そもそも新作を作らないという選択肢は無かった。
・ただ、「SEKIRO」や「エルデンリング」のなどの開発を先行していたため、本作の開発は2018年からのスタートし、結果的に10年経った。
・前作から10年という期間が空き、「シリーズの面白さの根幹はどこにあるのか」を追及。

・その結果、「アーマードコア」は”アセンブルとアクションの相互作用”と”メカゲームならではの意味を提示する”、この2つの根幹の面白さがあると結論。
・アクションゲームソフト開発で得られた強固なベースに「アーマードコア」の面白さを上乗せすることにより、シリーズがゲームとして更なる高みに至り、これこそが『AC6』の再定義の形。
・『AC6』は、今のフロムソフトウェアが作り出すメカならではの銃撃戦によるアクションゲームであり、アクションゲームを礎とするシューティングゲームという新しいスタイルを提案することが開発における軸。
・『AC6』では瞬間的な判断を重視し、ゲームスピードを一段下げて、「敵の動きや予兆を見てから避けられる」ような戦闘距離を実現。
・アクションゲームとしての挙動がかなり重要視されている。

・本講演の結論として提示されたのが、「リブートとは、今の時代に適した形で蘇らせること」。
・グラフィックや見た目の話だけではなく、システムや技術といった全ての面について言えることである。
・全てを闇雲に変化させてしまうと、シリーズの良さまでも削いでしまう恐れがあるため、「変えていい部分と変えてはいけない部分の見極めが重要」。
・シリーズをリブートさせるということは、シリーズの本質を見つめ直すということに他ならず、その奥底まで見詰め続けることができるかどうか、光り輝く原石があると確信できるかどうか、そうして向かい合い続けて、そのものだけが持つプリミティブを見つけることが鍵を握っている。
・『AC6』はフロムソフトウェアとして近年にはない新しい開発体制として新たなディレクターのもとで責任感と一体感を持って1からゲームを作り上げることができた。
他サイトおすすめ記事D3 PUBLISHER(2023-12-14T00:00:01Z)
