『ドラゴンクエスト』シリーズチーフプロデューサー市村龍太郎氏、約22年勤めたスクウェア・エニックスを退職
『ドラゴンクエスト』シリーズチーフプロデューサー市村龍太郎氏、約22年勤めたスクウェア・エニックスを退職※更新(修正、追記)
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スクウェア・エニックスで『ドラゴンクエスト』シリーズチーフプロデューサーを務めた市村龍太郎氏が3月31日をもってスクウェア・エニックスを退職した旨を自身のTwitterにて報告しました。
市村氏は、発売時期が2023年秋に決定した『インフィニティストラッシュ ダイの大冒険』ほか、「ダイの大冒険」ゲームプロジェクト総合プロデューサーも担当し、約22年スクウェア・エニックスに在籍。『ダイの大冒険』については、すでに後任に託してあるとツイートしている他、今後もゲームづくりは継続していくと明言しています。
僕が担当していた『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』は、後任に託してあります!
— 市村 龍太郎 (@RyutaroIchimura) March 31, 2023
もうほぼ完成まで出来ていたのを見届けてありますのでご安心ください。
みなさま発売を楽しみにしていてください!#ダイの大冒険 https://t.co/lSJ7xKmLJN
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▶『市村龍太郎氏のメッセージ』
ご報告
この度、わたくし市村龍太郎は、2023年3月31日をもちまして、スクウェア・エニックスを退職致しました。
エニックスからさかのぼると、22年勤めたことになります。関係者の皆様、そしてユーザーの皆様のおかげでここまでやってくることが出来ました。本当にありがとうございます。
会社の荷物を整理していたら、入社するときの自分の履歴書の写しが見つかりました。
志望動機には
「ドラゴンクエストが好きだから」
と書いてありました。
辰年生まれ、辰年入社、ドラクエ課配属、そしてドラクエのプロデューサーへ…。何か運命的なものを感じました。
25歳で「ドラクエ8」のプロデューサーに就任し、「ドラクエ9」と続けて2作も担当させていただきました。
その他にも、「剣神ドラゴンクエスト」「モンスターバトルロード」「星のドラゴンクエスト」「ドラクエ30周年プロジェクト」「アニメ ダイの大冒険」など多数のドラクエ関連プロジェクトもやらせていただき、「超速変形ジャイロゼッター」というぶっ飛んだオリジナル企画もやらせていただきました。
スクウェア・エニックスは、大きなチャンスを与えてくれ、たくさんのチャレンジをさせてくれました。感謝しかありません。
そしてなにより、尊敬する 堀井雄二さん、鳥山明先生、すぎやまこういち先生の御三方と濃密にお仕事をさせていただいたのは、貴重な経験であり、メタルキング100体分くらいの経験をさせていただきました。
そんな素敵な場から離れるのは、とても勇気が必要でしたが、色々と考えた末に出した結論です。
僕は今年47歳になりますが、一生であと何本ゲーム作れるんだろうとカウントダウンするようになってきました。
今は1本作るのに3,4年かかりますから、悔いなく死ぬためには、1本1本をよく考えて作っていかないといけません。
そんなことを考え、すべて真っさらにして自分と向き合ったら、この恵まれた環境を離れ、あえてリスクの高い環境に自分を追い込んで、そこから生まれてくるものは何なのかを探りたい。と思ったんです。
もっと自由な発想で、自らが楽しみながら作品に向き合っていきたいと思います。
僕にとってのドラゴンクエストは
ここで完結します。
そして、また新たな冒険の旅に出かけます。
これからもゲームづくりは続けていこうと思いますので、みなさま応援よろしくお願いします!
またどこかで作品を通してみなさまとお会いできたら嬉しいです😊
みんな げんきで❗
これからも ガンガンいこうぜー‼
市村龍太郎
突然の報告になりますが、3/31をもちまして、スクウェア・エニックスを退職致しました。
— 市村 龍太郎 (@RyutaroIchimura) March 31, 2023
色々な思いもあって長くなるので、添付のメモをご覧いただければと思います。
一緒に仕事してくれた たくさんのスタッフのみんな、そしてユーザーのみなさま、本当にありがとうございました!#スクエニ #卒業 pic.twitter.com/OQEthv83UC
約22年間お疲れ様でした…!💐👏🎉🎊
新天地でのご活躍をお祈り申し上げます🙏
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