ソニーのCFO(最高財務責任者)十時裕樹氏、ゲーム発売初日からサブスクで配信させることについて「品質低下が懸念される」と決算で主張

ソニーのCFOがゲームのサブスク配信について言及
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6月から更新されるPS Plusのリニューアルに関連して、ソニーのCFO(最高財務責任者)十時裕樹氏が、ファーストパーティタイトルのサブスクリプションにおける配信について言及していたことが判明しました。
新しいPS Plusでは3段階のプランから選ぶことができ、一部プランには数百本にも及ぶPS5/PS4の人気タイトルがダウンロード可能となっています。
しかし、マイクロソフトのXbox Game Passのような、プレイステーションのファーストパーティタイトルが発売日初日から遊べるというのはどのプランにも含まれておらず、今回はこの件について触れています。
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十時裕樹氏は先日実施した決算発表後の質疑応答の場にて、ソニーがPS5のAAAタイトルをサブスクリプションサービスで配信する場合、ファーストパーティタイトルの品質が低下することが懸念されることを推論。そして、「適切な方法で導入される確かな製品とタイトルを持つために、適切な開発費を費やすようにしたい」と述べました。

なお、ソニーはPS Plusの大幅リニューアルを発表した当時(3月後半)からすでに同様の見解を示しており、ジム・ライアン氏も「(「God of War」など)ファーストパーティタイトルをサブスクリプションのラインナップに加えると、長期的にみてゲームの品質が低下すると思っている。」と述べています。
他にも、「PSスタジオで制作しているゲームにこのようなサービスを行うと、好循環が崩れてしまうと考えています。スタジオに必要な投資もできなくなりますし、ゲームのクオリティにも影響が出るので、ユーザーの皆様にはご迷惑をおかけすると思います。」と、ゲームとサブスクリプションサービスの関係については、あくまでソニーはファーストパーティタイトルの初日配信を行わない方針である見解を強く示しています。
Source:VGC
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