ソニーが2月3日大引け後(15:00)に決算(米国会計基準)を発表。
21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比36.5％増の1兆968億円に拡大した。
併せて、通期の同利益を従来予想の7650億円→1兆1200億円(前期は7994億円)に46.4％上方修正し一転して40.1％増益を見込み、一気に2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結税引き前利益も従来予想の1454億円→5004億円(前年同期は3063億円)に3.4倍増額し、一転して63.4％増益計算になる。

業績好調に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は55円(前期は45円)実施する方針とした。

直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結税引き前利益は前年同期比53.8％増の4773億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の12.2％→13.3％に上昇した。

ソニー、今期税引き前を一転40％増益に上方修正・2期ぶり最高益、未定だった配当は10円増配
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=k202102030081

ソニー純利益1兆円超え　21年3月期、ゲームなど好調

ソニーは3日、2021年3月期の連結純利益が前期比86%増の1兆850億円になる見通しだと発表した。従来予想（37%増の8000億円）を上回る。過去最高益だった19年3月期（9162億円）を2年ぶりに更新し、初めて1兆円を超える。ゲームや音楽配信サービスが好調だったほか、巣ごもり需要を背景にテレビ販売なども伸びる。売上高は7%増の8兆8000億円を見込む。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODC036HP0T00C21A2000000